19日に米イラン核協議 イランはロシアとの連携を誇示、米は「攻撃急がず」

(VOVWORLD) -米国とイランの代表団は19日、イランの核開発問題などについてローマで協議する見通しです。
19日に米イラン核協議 イランはロシアとの連携を誇示、米は「攻撃急がず」 - ảnh 1(写真:THX/TTXVN)

第2次トランプ米政権発足後初めてとなる12日の前回協議は米国、イランとも建設的だったと評価しましたが、核問題を巡る双方の主張の隔たりは大きく、協議が進展するかどうかが注目されます。

イランのアラグチ外相は18日、訪問先のモスクワでロシアのラブロフ外相と記者会見を行い、米国が真剣に協議に臨み、非現実的な要求をしなければ「合意到達は可能だ」と述べました。

ラブロフ氏はロシアが両国の間を仲介する用意があるとしました。イランの最高指導者ハメネイ師は、交渉の経緯を説明したプーチン露大統領宛ての書簡をアラグチ氏に託しており、対米交渉を前にロシアとの連携を誇示した形です。

一方、トランプ米大統領は17日、イランが米国と核開発に関する合意を結ばなければ行うとしてきた軍事攻撃について、急がない方針を示しました。協議を前にイランに歩み寄りを迫る狙いとみられます。

協議の議題を核開発に絞るべきだとするイランに対し、米国はイランのミサイル開発や中東各地の民兵組織との連携まで範囲を広げ、歯止めをかけたい思惑があるとされます。

米ニュースサイトのアクシオスは16日、対イラン政策を巡り米政権内部の意見が割れていると伝えた。ルビオ国務長官やウォルツ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はイランとの合意達成は困難で、攻撃もやむを得ないと考えているのに対し、バンス副大統領やヘグセス国防長官らは外交的解決が好ましいと考えているといいます。(sankei.com)

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